鹿島市の小学校で干潟の泥や有明海に生息する貝を使って干潟の働きを学ぶ授業が行われました。
鹿島市の北鹿島小学校では、環境学習の一環として地元の有明海に広がる干潟の働きを学ぶ授業を行っています。
5日、4年生31人が参加し干潟の泥や貝を使った実験に取り組みました。
実験では有明海の海水とゴミに見立てた小麦粉を入れたビーカーに、有明海に生息する2枚貝、ウネナシトマヤガイを入れ、30分ほどすると水が澄んでくることを学びました。
別の実験では、海水の入ったビーカーに墨汁を1滴落としたあと干潟の泥を入れ、ろ紙でろ過するときれいな水となって落ちていき、子どもたちは驚いた様子で歓声を上げていま
した。
授業を担当した鹿島市の職員は、干潟の泥は粒が細かく、墨汁が付くと、ろ紙の穴を通ることができずに海水がきれいになることなど干潟の働きを説明していました。
女子児童は「貝や干潟の泥が海水をきれいにする実験が面白かったです。干潟をきれいにするためにも、川や海にごみを捨てている人がいたら注意したいです」と話していました
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http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5084962331.html
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