成人式当日に営業を停止した、着物の販売レンタル業者「はれのひ」の被害者を救おうという動きが広がっている。
振り袖姿で、カメラに向かって笑顔を見せる参加者。
4日、神奈川・横浜市で、「はれのひ」の被害者などのためのイベントが開かれ、およそ100人の新成人が参加した。
イベント参加者は、「リベンジ成人式ができて、すごく良かったです」、「お母さんが泣いているから、もらい泣きしてしまって」などと話した。
「はれのひ」の突然の営業停止で、一生に一度の舞台を台なしにされた被害者。
イベント参加者は、「(成人式当日はどんな状況?)着付けをしてもらうためにホテルに行ったが、何も届いていないという感じだったので、家に帰って、スーツで(成人式に)行きました」と話した。
成人式で撮影した写真に、彼女は、晴れ着姿の友人たちの中で、ただ1人スーツ姿で収まっていた。
しかし4日は、赤い振り袖姿で、記念写真を撮ることができた。
イベント参加者は、「あらためて、いい思い出になりました」と話した。
4日のイベントは、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんが企画したもので、参加者は、無料で振り袖を着て記念撮影できるほか、横浜の夜景を楽しむクルージングディナーにも参加できる。
キングコングの西野亮廣さんは「うれしかったです。新成人もそうだが、親御さん、おばあちゃんなど、中には泣いている方もいて、それがうれし涙で良かった」と話した。
3日は、女性ファッション誌「小悪魔ageha」が、「はれのひ」の被害者などを対象にした振り袖撮影会を開催。
「はれのひ」問題の被害者は、「嫌なことばかりじゃなくて、ちゃんと楽しい思い出もできたので、うれしく思います」と話した。
成人式の「リベンジ」を支援する動きが広がっている。https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180204-00000981-fnn-soci