兵庫県警:包丁で兄が切られ死亡 弟の阪大生を逮捕 - 毎日新聞

 同居の兄を包丁で殺害しようとしたとして、兵庫県警三田署は30日、同県三田市あかしあ台、
大阪大基礎工学部4年、細谷早志(ほそたに・そうし)容疑者(22)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕
した。兄は頭部を切られて搬送先の病院で死亡、同署は殺人容疑に切り替えて調べている。

 逮捕容疑は、30日午前4時ごろ、自宅2階の大阪経済大大学院生の兄竜己(たつき)さん(28)
の部屋で、竜己さんの左側頭部と左頬などを包丁(刃渡り約16センチ)で切りつけて殺害しようとし
た、としている。「殺そうと思った」などと供述している。

 三田署によると、早志容疑者は両親と兄の4人暮らし。別の部屋にいた両親が「兄弟でいざこざ
があり、包丁でけがをした」などと119番。署員が駆け付けると、竜己さんが自室のベッドの上であ
おむけに倒れ、隣の自室で早志容疑者が包丁を持って立っていたため、現行犯逮捕した。

 竜己さんは日ごろから「物音がうるさい」と早志容疑者に文句を言っていたという。包丁は1階の
台所から持ち出していた。同署は以前から物音を巡るトラブルがあったとみて調べている。

 現場は神戸電鉄・南ウッディタウン駅の西側に広がる新興住宅地の一角。
【粟飯原浩、望月靖祥】

https://mainichi.jp/articles/20180130/k00/00e/040/216000c