香港「女神」立候補無効…立法会補選、選管通知
【香港=幸内康】香港の選挙管理委員会は27日、3月11日の立法会(議会)補欠選挙に立候補を
届け出ていた急進民主派政党「香港衆志(デモシスト)」の常務委員・周庭氏(21)に対し、
香港基本法(憲法)支持の条件を満たしていないとして、届け出無効を通知した。
同党は、高度な自治を保証する「一国二制度」終了後の政治体制を住民投票で決めるべきだと主張し、
独立も選択肢にしている。同党が公開した通知書によると選管は、周氏が結党メンバーとしてこの主張に
賛同し、香港が中国の領土であることをうたう基本法を支持していないと判断した。
周氏は2014年、中国政府の決定に反発した香港の道路占拠運動で「女神」と呼ばれた存在だ。
27日の記者会見で「(無効判断は)政治的な決定だ」と批判。「北京は様々な方法で若者の声を
圧殺し続けている」と政府にも矛先を向けた。
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