地域一丸で災害対応 三木・自由が丘で防災訓練
阪神・淡路大震災から23年となる17日を前に、兵庫県三木市志染町西自由が丘1の自由が丘中央公園で「自由が丘連合自主防災訓練」が
14日、開かれた。
自由が丘連合自主防災会と自由が丘市民協議会の主催で、震災翌年から始めて23回目。住民ら約700人が参加し、災害時の対応を学んだ。
午前7時55分、山崎断層帯を震源とする最大震度7の大地震を想定。自由が丘地域13地区の住民が、ヘルメット姿で地区ごとに続々と
公園に避難した。
市消防団員らによる倒壊家屋での負傷者救出では、屋根瓦を除去し、木材をチェーンソーで切断して屋内に進入。
負傷者を物干しざおと毛布で作った担架で運び、段ボールと三角巾などで応急処置した。
市消防本部による119番通報の体験では、子どもらが救急か火事、続いて住所を伝え、呼び掛けへの反応と呼吸の状態を答えていた。
自動体外式除細動器(AED)の使用訓練もあり、三木防災リーダーの会会員が「体がぬれているときは腹と肩口だけでも拭いて」と助言。
音声の指示に従い、心臓を挟むようにパッドを2カ所に装着することを確認した。水消火器の体験では、参加者は「追い風で進み、近づき過ぎず
(ほうきで)掃くように消火を」との指導に従った。
自由が丘公民館では、自由が丘中学校の小林裕子家庭科教諭が、耐熱性ポリ袋で調理するカレーなどを災害食として紹介。
訓練後は、豚汁とおにぎりの炊き出しがあった。
https://www.kobe-np.co.jp/news/miki/201801/0010896881.shtml