Microsoftがテキストから本物と見間違うレベルの架空のイメージを自動生成する新AI技術「AttnGAN」を開発
Microsoftが文章からイメージを自動生成できるAI技術を開発しました。
「黄色い体で、黒い翼を持ち、短いくちばしの鳥」と入力すれば、まるで実在する鳥であるかのような
自然な画像を自動生成できます。
写真や画像から説明文(キャプション)を自動生成するAIはGoogleなどによって開発されてきました。
Microsoftも同様の技術を開発しており、すでにOfficeに導入されている技術もあります。
「イメージ→キャプション」という方向で開発されてきたAI技術に対して、新たにMicrosoft研究所が
発表した技術は「キャプション→イメージ」という方向で活用されるものです。つまり、欲しいイメージの
説明をテキストで入力すると、それ見合ったイメージをAIが自動生成してくれるというわけです。
このAI技術を開発した研究者たちはシンプルに「drawing bot」と呼んでいるとのこと。
以下の画像生成プロセスは、「黄色い体で、黒い翼を持ち、短いくちばしの鳥」というテキストを入力して
drawing botにイメージに合った画像を生成させたもの。驚くべきことに最終的にできあがった鳥(右下)の画像は、
本物の鳥の写真から選んできたものではなく、ピクセル単位で一から作り出された
「コンピューターが想像する鳥を描いたもの」だとのこと。つまり、今後、「Bingでフレーズを組み合わせて
検索して現れた画像イメージは、実在の鳥ではないかもしれない」ということが起こりえると、
Microsoft研究所ディープラーニング技術センターの主任研究者のXiaodong He氏は述べています。
https://dotup.org/uploda/dotup.org1443045.jpg
https://gigazine.net/news/20180119-microsoft-attngan/