http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034451881.html
九州新幹線長崎ルートの長崎市のトンネル工事現場で、17日朝作業を監督する業務を行っていた33歳の男性が、ショベルカーにひかれて死亡しました。

17日午前8時半ごろ長崎市天神町の九州新幹線長崎ルートのトンネルの建設工事現場で、作業の監督業務を行っていた、長崎市東町の会社員、野口翔さん(33)が、掘削した
土を積み込んだり資材を運んだりするショベルカーにひかれました。
野口さんは、市内の病院に運ばれましたが、およそ2時間後に死亡しました。
警察によりますと、野口さんは、トンネル内でショベルカーのそばに立っていたところ、ショベルカーが、資材を積み込むために方向を変えようとバックしてきてひかれたという
ことです。
事故当時、現場では、野口さんのほか、作業員とショベルカーの運転手のあわせて2人が作業していたということです。
九州新幹線長崎ルートは、2022年度の暫定開業を目指して県内各地で工事が進められていますが、新幹線と在来線の両方を走れる新型車両「フリーゲージトレイン」の開発が
難航していて、県は、全線を新幹線でつなぐ「フル規格」での整備を求めています。
警察は、ショベルカーを運転していた男性から話を聞くなどして、事故の原因や当時の詳しい状況を調べています。