中国上海の沖合で6日に石油タンカーと貨物船が衝突、タンカーの乗組員32人が行方不明になった事故で、中国の交通運輸省は8日、タンカーで発生した火災が鎮火せず、海面に油が流出していると発表した。
また、外務省は8日、1人の遺体を収容したと明らかにした。
国営通信、新華社はタンカーが爆発して沈没する可能性があると報じた。
現場海域では中国と韓国の海洋当局が派遣した航空機などが行方不明者の捜索を続けているが、火災によって有害なガスが発生し、難航しているという。
石油タンカーはパナマ船籍で、行方不明となった乗組員はイラン人30人とバングラデシュ人2人。
軽質原油コンデンセートを積み、イランから韓国に向かっていた。貨物船は香港船籍で、中国人の乗組員21人は全員無事だった。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/180108/wor1801080026-n1.html
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