2018年1月7日 9:00 発信地:平壌/北朝鮮
【1月7日 AFP】北朝鮮と韓国の社会は根本的に異なっている。片や何十年にもわたって同じ一族が支配する国、
片や自由気ままな民主主義国家で経済的にも裕福だ。そんな違いばかりが目立つ両国だが、共通するものももちろんある。
その一つは白菜などの野菜の漬物「キムチ」への愛情だろう。
今は南北に分かれている朝鮮半島(Korean Peninsula)で、キムチは数世紀にもわたってほとんど毎食の定番メニューとされてきた。
国連(UN)の統計で国民の40%が慢性的な栄養不良状態とされる北朝鮮では、食事の中心である米にキムチが味わいを添えてきた。
一方の韓国では西洋風の食事からベトナム料理まで、ほぼあらゆる食事にキムチが添えられる。
しかし、両国政府が朝鮮半島の再統一に取り組むといくら宣言しても、
郵便の行き来や電話回線もないまま70年以上も分断されていれば、両国の違いはベルリンの壁(Berlin Wall)が崩壊したときの東西ドイツよりも大きいといえるだろう。キムチにもその違いがしっかりと見て取れるようだ。
http://www.afpbb.com/articles/-/3156931?cx_position=42