立民 枝野代表「多くの国民が望む改憲項目はない」

立憲民主党の枝野代表は国会内で記者団に対し、安倍総理大臣が憲法改正に向けた議論の加速に
意欲を示したことに関連して、現時点で多くの国民が改正を望んでいる項目はないという認識を示しました。

この中で枝野代表は、安倍総理大臣が憲法改正に向けた議論の加速に意欲を示したことに関連して、
「国民のためにプラスになり、立憲主義をさらに強化し、国民の多くが望んでいる改正ならば積極的に
対応したいが、現時点で、そうしたものがあるとは感じていない。安倍総理大臣の趣味ではないかと思う」
と述べました。

そのうえで、枝野氏は「憲法とは何だと理解しているのか、しっかりと国会でも答えてほしい。
『憲法は国民が権力を縛るためのルールだ』という根本的な理解が一致しなければ、まっとうな議論には
ならない」と述べました。

また、枝野氏は、憲法改正の手続きを定めた国民投票法について「宣伝や広告に規制がなく、今のままで
国民投票を行った場合の弊害は相当、深刻なものが指摘されている」と述べ、改正案の提出も視野に
入れて検討していく考えを示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180104/K10011279111_1801041758_1801041801_01_02.jpg

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