明治維新150年、響く轟音 佐賀の神事「カノン砲」
https://www.asahi.com/articles/ASL113GM3L11TTHB001.html
明治維新150年を迎えた新年。薩長土肥の一角、佐賀藩ゆかりの「カノン砲」を放って新年を祝う神事が、
1日午前0時ごろ佐賀市の佐嘉神社であった。辺りには大きな砲声が響き、集まった観客からは歓声が上がった。

カノン砲は肥前・佐賀藩が幕末に作った大砲。復元されたものを年始に放ち祝うのが恒例となっている。

山口祥義知事や秀島敏行・佐賀市長ら計8人が順番に点火。知事は今年3月から開かれる「肥前さが幕末維新博覧会」に触れ、
「鍋島直正公始め、先人、偉人の皆さん方が、喜んで頂いているのではないかと感無量だ」とあいさつした。

年男として7発目を放った浅川達夫さん(71)=佐賀市=は「ワン、ワン、ワン」と犬の鳴き声を叫んでから点火した。
「こんなに音が大きいとは。でも気持ちよかったです」と笑顔を見せた。