「拘束具が!」

「拘束具?」

佑月の叫びに、ふかわが聞く。あれはヤシロゲリオンの装甲ではなかったのか。

「そうよ。あれは装甲板ではないの。ヤシロ本来の力を私たちが抑え込むための拘束具なの。その呪縛が今、自らの力で解かれていく。私たちには、もうヤシロを止めることはできないわ。」