スペインからの独立の是非が争点になったカタルーニャ州の州議会選挙で、複数の地元メディアは、独立支持派が過半数の議席を獲得する見通しになったと伝えました。
今後は独立を目指す動きが強まることも予想され、カタルーニャ州の混乱が長期化するのは避けられない情勢です。
カタルーニャ州では、ことし10月、州議会がスペインからの一方的な独立宣言を可決したことから、中央政府が強制的に州議会を解散し、21日に選挙が行われました。
開票作業は続いていますが、複数の地元メディアは、中央政府によって州首相を解任されたプチデモン氏が率いる政党など独立支持派が135議席のうち合わせて70議席と過半数の議席を獲得する見通しだと伝えました。
一方、独立反対派は57議席にとどまる見通しだとしています。
中央政府によって解散させられた州議会で再び独立支持派が過半数を握ることになり、今後は民意を背景に独立を目指す動きが強まることも予想されます。
州議会を解散することで独立運動を阻止しようとしたスペインのラホイ政権にとって大きな打撃となり、カタルーニャ州の混乱が長期化するのは避けられない情勢です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171222/k10011267661000.html