https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20171221-00000043-jnn-soci
「なくせ!危険運転」。今回はドイツの取り組みです。ドイツでは、免許を取り消された人は心理学者らの検査に「合格」しなければ、再び免許を取ることはできないなど厳しいハードルが課されています。
これは、ドイツの高速道路の映像。前を走る車がうしろの四輪駆動車にあおられ、車線を変えて逃げますが、さらに、強引な幅寄せをされます。ところが・・・
こうした危険運転を減らすためにドイツでは、心理学者による面接を柱とした、MPU(医学・心理学的検査)と呼ばれる特別な検査が行われています。
事故を起こすなどして、一度、免許を取り消された人はこのMPUに合格しないかぎり、再び免許を取ることができないのです。
「安全な運転ができるようになったのか、心理学者が予測するのです」(MPUを担当する心理学者)
合格率は50%に満たないほど厳しくチェックされるため、MPU専門の「予備校」まで存在します。これは、その予備校の紹介映像。
「初めてMPUを受けたときは、もっと自分を見つめて注意深く答えるべきでした」(MPUに落ちて予備校に来た人)
「MPUは2回、3回と受け直すことが可能です。安全に運転ができるように変わったと診断されて初めて、免許の再取得の手続きに進むことができるのです」(MPUを担当する心理学者)
日本でも免許取り消し後、再試験を受ける前に講習が義務づけられていますが、心理学者の検査をパスしなければいけないというハードルはありません。MPUを行う心理学者は、効果を強調します。
「(飲酒運転の場合)免許を再取得して3年がたった段階で93.5%が問題なく運転しています」(MPUを担当する心理学者)
(21日10:34)