大阪・岸和田市の信貴芳則市長は、4年前の市長選挙で自民党の推薦を得るために関係者に現金を渡した問題を受けて21日午前、辞職願を提出しました。
信貴市長は、みずからの辞職に伴って行われることになる市長選挙に立候補する考えを示しました。
岸和田市の信貴芳則市長は、4年前の市長選挙の告示前、自民党の推薦を得るため、支援者の男性に対し現金合わせて200万円を渡したことを明らかにしています。
この問題について信貴市長は21日朝、記者団に対し、「きのう議長に口頭ではお伝えしたが、辞職願をきょう提出する」と述べました。
そのうえでみずからの辞職に伴って行われることになる市長選挙について、「立候補して市民の信を得たい」と述べ、立候補する考えを示しました。
このあと信貴市長は、午前10時前に市議会の議長室を訪れ、辞職願を提出しました。
この問題をめぐって岸和田市議会の各会派は、説明責任を果たしていないなどとして信貴市長に対する不信任決議案を提出することで一致していました。
公職選挙法の規定では、市長の辞職が市の選挙管理委員会に通知されてから50日以内に市長選挙が行われることになります。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171221/k10011266391000.html
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