■長寿遺伝子の研究によりその生態も判明

また長寿遺伝子の研究によって、その生態についても判明したことがある。

「ニシオンデンザメは数百年生きるため、長距離を移動する十分な時間がある。遺伝子解析の結果からまさにそれが裏付けられた。調査対象となったほとんどの個体は、数千キロ離れた場所で捕獲された個体と似たような遺伝子を持っていた」(プラエベル教授)
「ニシオンデンザメの繁殖地や方法は不明だ。しかし今回の結果から、大西洋のフィヨルドの奥深くで繁殖行動に及ぶだろうことが示されている」
 
では一体どのようにすれば、これほどの年月を生きることができるのか?
それは非常にゆっくりとした代謝と彼らが暮らす水の冷たさにあると推測されているが、今だまだ謎に包まれたままだ。

もし本当に512歳だとしたら世は16世紀。
ヨーロッパでは中世的な世界観に変わり長らく信じられてきた天動説を覆す地動説がニコラウス・コペルニクスにより発表された頃だ。
でもって日本は室町時代末期で世はまさに戦国時代を迎えようとしていた時である。
そんな長い年月を生きられるなんてすごいな。
地球ウォッチングはこれだからやめられない。

■写真
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