日本だと室町時代後期、織田信長が生まれる約30年も前からこのサメは生きていたということになる。
なんだかすごいぞ。

北大西洋で現生する世界最高齢の脊椎動物と目されるニシオンデンザメが発見された。
数ヶ月前に発見されたサメであるが、この度『Science』に掲載された論文でその年齢が明らかにされた。
博士論文の提出を控えたジュリアス・ニールセン氏のチームが発見した体長5.4メートル以上もあるニシオンデンザメは、調査の結果、512歳に達することが判明したというのだ。

■ニシオンデンザメの寿命は400年以上、512歳に達するものも。

今年初め、ノルウェーのトロムソ大学のキム・プラエベル教授はニシオンデンザメの寿命が400年もあることを発見。
水晶体と角膜の大きさは年齢と相関関係があるが、これを数学的モデルを用いて解析し、個体の年齢を推定することができるのだ。
しかし最新の研究から、実際にはさらに長生きできるらしいことが明らかにされていた。

ニシオンデンザメはオンデンザメ科最大のサメで、毎年1センチずつ成長するために、その大きさが分かれば年齢を推定することができる。
28匹のニシオンデンザメの大きさ計測した結果、そのうち1匹は1505年生まれと推定された。年齢にすると512歳となる。

■地球上最高齢の脊椎動物である可能性

プラエベル教授は、ニシオンデンザメの長寿遺伝子から人間をはじめとする様々な種の寿命について知見を得ることができないか研究してきた。
「地球上最高齢の脊椎動物」と同教授。
「研究者仲間と協力して、その核ゲノム全体のシークエンシングを実施している。ニシオンデンザメが他のサメはおろか、あらゆる脊椎動物よりも長生きする理由を解明する手がかりとなるだろう」


http://karapaia.com/archives/52250875.html