公明党県本部が来年2月4日の名護市長選に立候補する前名護市議の渡具知武豊氏(56)=自民推薦=に推薦状を交付する方針を固めた。
25日の政策発表会見に合わせて正式に交付する予定。
渡具知氏陣営によると、普天間飛行場の県外・国外移設を掲げる公明県本との政策調整の結果、同飛行場の早期閉鎖・返還、在沖米海兵隊の県外、国外移転を求める―などの文言で落ち着いた。
関係者は「文言の一つ一つの調整に時間を要した。ほっとしている」と話した。
前回市長選では辺野古新基地に関する政策の不一致から自主投票を決めた公明県本だが、10月の衆院選で名護市内の公明比例票が大幅に伸び、推薦取り付けは「調整の問題」(陣営関係者)とされていた。
また、これまで辺野古移設を認める発言もあった渡具知氏だが、今回出馬にあたっては「裁判の行方を注視する」などにとどめ配慮がみられた。
名護市内の公明支持票は2千〜2500と言われ、勝敗を左右するものとして動向が注目されていた。
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