沖縄県名護市食肉センターで4月11日から出荷停止となっていた豚食用血液の出荷が19日、再開した。
郷土料理のチーイリチャー(豚の血の炒め煮)の提供店が多い金武町などでは出荷停止以降、料理の注文をストップ。名護市内など一部飲食店では、八重山食肉センターから血を仕入れ提供した。
県から血の採取やその管理体制の不備を指摘された同センターは、採血後すぐにクーラーボックスで4度以下に冷やすなど国の基準に沿って改善した。
ほかにも血液処理工程の明確化、温度測定のモニタリングなど安全面で徹底するとしている。
同センターによると、当面の出荷量は停止前の4分の1程度に落ちるが、新たな冷蔵機材を導入し従来と変わらない量の出荷を目指す。
上原守理事長は「何とか再開にこぎ着けたが、この間、大変迷惑をかけた。企業の責務として安全管理には最大限努力していく」とコメントした。
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