政府は、自動運転車やロボットに搭載する人工知能(AI)向け新型半導体の開発支援に乗り出す。
通常より処理速度が速く、消費電力の少ないタイプで、2018年度中に企業や大学の技術者が利用できる開発拠点を設ける。
AIの性能を左右するAI用半導体の開発は米IT企業が先行し、世界的に競争が激化しており、官民で開発を急ぐ。
開発を目指すのは、パソコンやスマートフォンに使われる半導体と比べて処理速度が「10倍以上」、電力消費が「100分の1以下」のAI用半導体だ。
AIに人間の頭脳や目と同じ機能を持たせるには、カメラ映像など膨大な情報を高速で読み取り、「学習」する必要がある。
AIが大量のデータを素早く処理するには高性能の半導体が不可欠だ。AIの利用が広がるにつれて、AI用半導体の需要も急速に高まるとみられている。
https://news.biglobe.ne.jp/economy/1211/ym_171211_8667074963.html