血を流して倒れたスーツ姿の男性、近くに日本刀

 江戸時代から「深川の八幡さま」と親しまれる東京都江東区の富岡八幡宮境内で7日夜、複数の人が刃物で切りつけられる事件が起きた。

 搬送された4人の中には、意識不明の重体の人もいるという。被害者の中には、女性宮司も含まれており、警視庁深川署は、詳しい状況を調べている。
現場は飲食店や住宅が並び、平日の夜でも人通りが絶えない地域。叫び声を聞いた人らは、驚きを隠せない様子だった。

 捜査関係者によると、現場は富岡八幡宮の境内。近くには、血の付いた日本刀とサバイバルナイフが見つかった。

 近所に住む女性会社員(35)は午後8時35分頃、富岡八幡宮の東側にあるスーパーの前で、スーツ姿の男性が血を流してうつぶせで倒れているのを見た。
男性のスーツは右脇腹あたりから背中にかけて切られており、ズボンは血でぬれていたという。
女性は「近くにいた人が警察官に、『刀を持った女性が清澄白河駅方面に向かって走って行くのを見た』と話していた」と語った。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20171207-OYT1T50087.html