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師走なのに夏野菜が豊作−。
那覇市首里山川町で季節外れのヘチマが大きくなっている。育てたのは沖縄共聴設備代表の上原眞次郎さん(74)。
11月29日、60センチ超に成長したヘチマを手に「自分で育てたからとってもおいしい。また収穫して、みそ煮にしようと思う」と喜びを語った。
上原さんは4年ほど前から同社の屋上でヘチマを鉢で育てている。ことしは、友人からもらった種を7月ごろに植え、これまでに約15個を収穫。
長さ60センチ以上の大きな実が4、5個垂れ下がる。
10月末の台風で枯れそうになったが「根の部分を段ボールで囲い保護したら、そこから新しい芽が出て1カ月でここまで大きくなった」という。
これまで何度も鉢でのヘチマ栽培に挑戦してきたが、失敗の繰り返しだった。「ことしは水やりの方法を工夫し、肥料を適度にやったのが良かった」と胸を張る。
JA沖縄の担当者によると、ヘチマの生育適温は20〜30度。
日照が多い場所で実の付きが良くなるという。
上原さんは「友人からは鉢では育たないと言われていたが、諦めずに良かった。多くの人に試してほしい」と期待した。
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