https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171205-00000015-jij-bus_all

人手不足が深刻化する中、宅配便業界が書き入れ時の年末を迎えて異例の対応に乗り出した。一部でドライバーの時給を3割アップ。
顧客には発送する荷物の集荷の予約を呼び掛けている。ただそれでも十分ではなく、多忙を極める配達現場の負担減につながるかどうかは不透明だ。

 宅配便の配達量はインターネット通販の拡大を背景に右肩上がりで増えている。1年で最も多いのが12月。
上旬のお歳暮に始まり、最近は大みそかにかけておせちの宅配もある。
昨年12月は過去10年で1億個以上増えて4億6000万個余りに達し、指定時間に届けられない遅延も一部発生した。

 最大手のヤマト運輸は、年末向けに募集したドライバーの時給を神奈川県の一部営業所で昨年末より500円高い2000円とした。
佐川急便や日本郵便も条件を引き上げ、一部で時給1500円程度で募集している。