顧客のビットコインを大量に喪失し、経営破綻した「マウントゴックス」の一部債権者が先週、
東京地裁に破産手続きをやめて、民事再生法を適用するよう求めていたことが分かりました。
ビットコインは経営破綻した当時、1ビットコイン=5万円でしたが、ここ数年で大きく値上がりし、
現在は1ビットコインあたり100万円を超えています。しかし、破綻当時の価格で破産手続きを
進めると、手元に残っていたビットコインを現金化して債権者にすべて資金を返還しても、
約1800億円が大株主である前社長のカルプレス氏に渡ることになります。このため、
債権者の一部はビットコインの価値を今の実勢価格に改めるため、民事再生法に
移行するのが適切だと主張しています。今後、東京地裁が民事再生手続きを開始するか
どうかを判断します。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000115764.html