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神様を起こすため、好き勝手に踊る地元住民ら
熟睡する神様を好き勝手な踊りで起こす伝統行事「御鎮座(おちんで)祭」が
26日、国東市国見町の武多都社であった。
参加した約30人はさい銭箱に飛び乗ったり、側転したりして楽しんだ。
地元の岡区によると、出雲国から帰郷し、長旅の疲れで寝込んでしまった神様に
新嘗祭(にいなめさい)を執り行ってもらうため目覚めさせるという行事。
約1300年続いているという。
地元住民や参拝者は葛で作った冠をかぶり拝殿に登場。鐘や太鼓、笛の音に乗り、
「山人舞はこうぞ、神こそ喜べ」と唱えながら、足をばたつかせ大きな音を立てたり、
拝殿につるした綱・鈴緒を激しく揺らしたり。それぞれ自己流の起こし方を披露し、
見学者も声を上げて笑い転げた。最後は全員で踊った。
坂口弘道区長(70)は「今年は見学者が少なかった。来年はこの珍しい祭りに
多く出てもらえるようPRしたい」と話した。
そーす
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/oita/article/376330/
踊り自己流、寝た神起こせ 国東市・武多都社で伝統行事「御鎮座祭」 [大分県]