https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171201-00050020-yom-int
オランダ・ハーグの旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷で29日、人道に対する罪などに問われたクロアチア人武装勢力の元幹部スロボダン・プラリヤック被告(72)が、控訴審判決の言い渡し直後、法廷内で毒物とみられる液体を飲み、搬送先の病院でまもなく死亡した。
プラリヤック被告は1990年代のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を巡り、イスラム教徒の殺害に関わったなどとして2013年に禁錮20年の有罪判決を受けた。
この日の控訴審で、裁判長が禁錮20年の1審判決を支持する判断を示したところ、被告は立ったまま「戦争犯罪人ではない」と叫び、容器に入った液体を飲み干した。
厳重な警備が敷かれたはずの法廷に、どのようにして毒物とみられる液体が持ち込まれたのかも含め、オランダ警察が捜査を始めた。