有名人の偽のサイン入りグッズを販売した詐欺事件で、宮城県警サイバー犯罪対策課と岩沼署は詐欺の疑いで仙台市青葉区宮町1丁目、自称自営業六波羅雄飛容疑者(29)ら男女4人を、28日にも再逮捕する方針を固めた。
他に再逮捕されるのは、六波羅容疑者と同居のパチンコ店従業員片岡まどか(25)、母親で会社経営六波羅弘美(69)=太白区長町3丁目=、無職兼子雄太郎(31)=同区金剛沢3丁目=の3容疑者。
捜査関係者によると、4人は2016年10月に複数回、インターネットのオークションサイトにプロ野球巨人の坂本勇人内野手(青森・光星学院高出)やタレントの鈴木ちなみさんの偽サイン入り野球ボールなどを出品。県内の50代の男性2人に計5710円を振り込ませ、だまし取った疑いが持たれている。
4人は13年6月ごろから同様の出品を繰り返し、昨年だけでも全国の延べ約6000人に約1万4000点を販売し、約3000万円をだまし取っていたとみられる。
調べに対し、4人はいずれも容疑を否認。中心人物とみられる雄飛容疑者は「有名人の直筆とは言っていない。購入者が満足しているから、詐欺ではない」などと供述しているという。
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