伊チーズ原料の牛乳は「残酷な産物」 英団体が指摘
2017年11月26日 17:50 発信地:ローマ/イタリア
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イベントで並べられたパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ。イタリア・トリノで(2016年9月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/MARCO BERTORELLO
【11月26日 AFP】イタリア名産のチーズ2種類「パルミジャーノ・レッジャーノ」と「グラナ・パダーノ」が、放牧ではなく屋内で飼育され、衰弱し
時には脚が不自由で歩行困難な乳牛から搾られた牛乳で生産されている実態が、英畜産動物福祉団体「コンパッション・イン・ワールド・ファーミング(CIWF)」の指摘で明らかになった。
CIWFは最近入手したとする、ポー川(Po River)流域の平原にある農場9か所で撮影された動画を公開。動画には、自らの排せつ物の中で転倒し、衰弱した牛たちが耐えている「衝撃的な」状況が捉えられている。
CIWFはこの動画を活用して「#notonmypasta」というハッシュタグで、パルミジャーノ・レッジャーノとグラナ・パダーノの生産者に、牛乳の供給元に対して福祉を考慮した指針を設けるよう求めている。
牛乳の供給元は推計50万頭の乳牛を飼育しており、年間売上高は50億ユーロ(約6700億円)に上る。