最優秀中継ぎ投手賞のトロフィーを手に笑顔を見せる阪神 桑原
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緊張で笑顔が引きつっていた。20日に都内で行われたNPBアワーズを取材した。
43ホールドポイントで自身初の最優秀中継ぎ賞を受賞した阪神桑原も出席した。
スターが集う華やかな会場。授賞式前には「緊張しかないですね」と苦笑いを浮かべた。
今年7月、桑原の恩師を取材する機会を得た。奈良産大時代の監督である藤原氏が語ったのは、
最後までプロ入りを悩んでいたという桑原の姿。
「僕はプロでは無理だと思いますと言っていた。プロなんて、めっそうもないですと」
4年春の大学選手権で活躍し、プロから注目を浴びた。大学日本代表の選考合宿にも参加。
それでも桑原は慎重だった。
「だいぶん時間がかかりました。志望届出して。ダメやったらダメで考えよう、と」
何度も何度も説得を重ねて、桑原はそれに折れる形でプロ第1志望を決めた。DeNA、
オリックスと2度のトレードを経験した苦労人は、スポットライトを浴びて壇上に上がった。
控えめな男がプロ10年目に立った晴れの舞台。その姿を喜んでいる人はたくさんいる。
そーす
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最優秀中継ぎ阪神桑原の恩師語る、プロ入り悩んだ姿