(台北 18日 中央社)台北市とナショナル ジオグラフィック(ナショジオ)が制作したドキュメンタリー「潜入!台北ユニバーシアード競技大会2017」で、画面に映し出される中華民国国旗にモザイク処理が施されていることが17日までに発覚した。
同市観光伝播局によると、ナショジオ香港(中国大陸、マカオでも受信可能)が現地の法令に違反しないよう、市側に無断でぼかしを入れたという。
柯文哲台北市長は同日、「台湾を圧迫するためには手段を選ばない」と中国大陸を批判した上で、徹底した調査を指示した。
同局は、契約違反だとしてナショジオ側に対し、損害賠償や番組の再放送を要求するほか、香港以外の国・地域でも同様の問題があるか説明を求めるとしている。
「潜入!〜」は、台湾初開催のユニバーシアードに向けて練習に励む選手や、開会式の準備に取り組む関係者の姿を追う番組。台湾(10月31日)を皮切りに、日本(11月30日)や韓国など世界43カ国・地域で放送される。
香港では今月9日に放送された。
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201711180005.aspx
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