自動車に「弘前ナンバー」、市が導入を検討
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自動車の「弘前ナンバー」のイメージ。これに図柄が加わる(弘前市提供)
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自動車に「弘前ナンバー」を−。
青森県弘前市は西目屋村と連携し、図柄入り「ご当地ナンバー」の導入を検討する。
自動車ナンバーを“走る広告塔”として観光振興などにつなげる狙いで、
来年1月には18歳以上の4千人を対象にアンケートを行う。
国の有識者審査会で見やすさなどが認められれば、2020年度から県内で初めて交付される。
自動車ナンバーには「青森」「八戸」といったように運輸支局などの
名称を表示することになっているが、06年から国土交通省が、
福島県の「会津」や岩手県の「平泉」など新地名のナンバーを認めている。
弘前市も05年に「弘前ナンバー」の導入を検討したが、登録自動車(乗用、貨物、特殊、乗合)
10万台以上の基準を満たせず、断念した経緯があった。
今年5月の国交省の要綱改正で「対象地域に複数の自治体が存在し、
登録自動車数が5万台以上」という基準が追加され、図柄入りも可能となった。
市は定住自立圏構想で連携する周辺7市町村に、ご当地ナンバー導入を呼び掛けた
ところ西目屋村が賛同した。両市村の登録自動車数は約6万5千台。
このほか軽自動車や小型二輪も「弘前ナンバー」の対象となる。
市はアンケート結果を受けて来年3月末に正式に導入を申し込み、
同7月ごろに国による導入の可否が決まる。図柄は同12月末に提案する。
市都市政策課交通政策推進室の担当者は「ご当地ナンバーで郷土愛など、
地域の一体感も醸成したい」と話している。