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ニューヨーク在住の日系3世弁護士、村瀬悟氏の名前を知る人はそれほど多くない。
全世界に2000名近くの弁護士を擁する米国有数のモルガン・ルイス&バッキアス国際法律事務所に所属、
現在はパートナーの地位にいる。
その村瀬悟弁護士が、実は11月17日(現地時間)にニューヨークのトランプタワーで安倍晋三首相が
ドナルド・トランプ次期米大統領と会談した仲介者である。
11月8日の大統領選本選直前、佐々江賢一郎駐米大使がトランプ陣営に接触、トランプ氏が大統領選に勝利したら
安倍首相からの祝意を伝える電話を入れたいと申し入れたのがそもそもの「トランプ・アプローチ」の始まりだった。
佐々江大使は村瀬弁護士を通じて、先ず長女のイバンカ・トランプさん、次に主人のジャレッド・クシュナー氏
を交えて会い、ファミリーとの関係を確立した。
そして安倍官邸はそのホットラインを通じて、11月10日の電話会談と17日のトランプタワー訪問を実現したのである。
安倍首相が世界の首脳に先駆けてトランプ次期大統領との「良好な関係」を築くことができたのは、
村瀬弁護士の存在なくしてはあり得なかった。