<相談者 質問>
私がツイッターに恋愛や価値観の持論を書くと、みんなから批判され、友達が減り、知らない人からも脅迫めいたメッセージが届くようになりました。
私は開き直り、今までのように持論をインターネット上に書き込みしてもよいのでしょうか。それとも、口を閉じて生きたほうが良いのでしょうか(佐藤眞由美 22歳 / 看護師 / 独身)
<北条かや 回答>
目に見えない人からの悪口って、顔の見える人から言われる悪口とはまた違う、なんとも形容しがたい不安に襲われるものなんですよね。私もちょっと前に色々ありまして、ネットで「クズ」「ブス」「ライター失格」「このハゲ」等
ありとあらゆる批判をされていますので、何となくあなたの気持ちが分かります。怖いんですよね。誰が言っているか分からないし、みんなが自分を非難している気がして。
私は炎上してたくさんの人に批判されて以降、外を歩くときは下を向くか、マスクをしないとダメになりました。皆が自分を見ているような気がするんですよ。
あいつブスだなとか、キモいなとか、死ねばいいのにとか、頭のなかでアンチの声がこだましているんです。だいたい毎日です。止めようと思っても止まらないし、茫漠とした不安に襲われ、向精神薬が手放せません。
(中略)
少なくとも、このままいくと、最悪の結末は「死」です。私は一度、ネットの中で批判されて死んだような気持ちになり、そのあとで肉体も死にかけました。が、幸か不幸か生き返ってしまったので、そんな自分が惨めで怖いんですね。
死ぬってこういうことかと分かりましたので、変に静かな「諦め」と、そんな自分に対する「怯え」の気持ちで生きています。
<著者プロフィール>
石川県出身。同志社大学社会学部卒業、京都大学大学院文学部研究科修士課程修了。自らのキャバクラ勤務経験をもとにした初著書『キャバ嬢の社会学』で注目される。以後、執筆活動からTOKYO MX『モーニングCROSS』などのメディア出演まで、幅広く活躍。著書は『インターネットで死ぬということ』、『整形した女は幸せになっているのか』、『こじらせ女子の日常』。
長すぎるので以下ソース
http://buzz-plus.com/article/2017/11/13/hojo-kaya-net-distress/
http://cdn.buzz-plus.com/wp-content/uploads/2017/11/hojo-kaya1.jpg