朝鮮日報はアズレ新事務局長の発言が「慰安婦資料の世界記憶遺産への登録をめぐる日韓間の確執とも無関係でない」
と指摘している。ユネスコ国際諮問委員会は先月30日、慰安婦資料の登録を保留とする判断を下した。
日本がユネスコ予算の分担金の約10%を占めていることから、韓国では「日本の顔色をうかがった判断だ」
と批判する声も出ていた。

これについて、韓国のネットユーザーからは「避けていくなんてあり得ない。韓国は日本から謝罪もまともに
受けられていないのに」「ユネスコは確執を避けて政治をする場所なの?設立趣旨に合う行動をしてほしい」
「米国が脱退してしまったから、今後ユネスコは日本が掌握する機関に転落するだろう」「お金に左右される
ユネスコは解散させるべき」「避ければ確執がなくなるの?」「ユネスコがなぜ必要なのか分からない。
韓国も脱退しよう」などアズレ新事務局長の発言に反発する声や、ユネスコの存在意義に疑問を投げ掛ける声が
相次いでいる。

また、2015年に世界文化遺産に登録された長崎市の軍艦島について「確執を避けたいのに、なぜ軍艦島を登録した?」
「それなら軍艦島の登録を取り消すべき」と主張する声も見られた。