牛とニワトリが外交問題に、ケニアとタンザニア関係悪化
http://www.afpbb.com/articles/-/3149943
外交や貿易をめぐるいさかいが続き、関係が冷え込んでいたケニアとタンザニアで、
牛とニワトリの扱いが外交問題に発展し、ケニア政府が隣国タンザニアに対して正式に抗議を申し入れるなど、一層の関係悪化をもたらしている。
タンザニア当局は先月、国境にほとんど注意を払うことのない牧畜民らが、国境を越えて草を食べようと同国領内に入り込んだ牛1300頭を押収して競売に掛けた。
また先週も、病気を広める恐れがあるとして商人が同国に持ち込んだニワトリ6500羽を押収。生きたまま焼却処分した。
こうした事態を受けて、ケニアのアミナ・モハメド(Amina Mohamed)外相は、東アフリカ共同体(EAC)の同国政府代表部がタンザニアに対し「抗議文」を送付したと明かした。
ケニア側の商人らはタンザニアの入国管理当局の対応に不満を抱き、国境で抗議活動を展開。両国は互いにさまざまな商品の輸入を差し止めるなど、貿易面で応酬を繰り広げている。
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