シンガポールに本社を置くBroadcom社は、米Qualcomm社に買収提案した(ニュースリリース1)。
買収総額は1300億米ドル(約14兆8000億円)に上る。
実現すれば、半導体業界のM&Aとしては過去最大規模になる。
買収は、Qualcomm社の発行済み株式を70米ドル/株で買い取ることで実施する。
70米ドルのうち60米ドルは現金で支払われ、10米ドルはBroadcomの株式で提供される。
買収総額の1300億米ドルには、250億米ドルの負債引き受け分が含まれる。
Qualcommは、提案を受け取った旨、および株主にとって最高の結果になるように提案をこれから検討する旨を発表した(ニュースリリース2)。
提案の買収が実現すると、半導体業界では過去最大規模のM&Aになる。
これまでの最大額はシンガポールAvago Technologies社が旧・米Broadcom社を買収した際の370億米ドル(関連記事1)。
この買収後にAvagoはBroadcomに改称している。
その後、今回のM&Aで俎上に乗ったQualcommがオランダNXP Semiconductors社を470億米ドルで買収すると両社で合意し、発表ベースでは、これが最大額である(関連記事2)。
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