杉田玄白記念公立小浜病院（福井県小浜市大手町）が、所属する５０代の男性幹部医師が
４０代女性看護師につきまとい行為を繰り返したとして処分を検討していることが７日、
分かった。関係者によると、看護師は小浜署に相談していた。この医師は現在、
病院を休んでいる。【高橋一隆、立野将弘】
病院は、松崎晃治小浜市長が組合長を務める小浜、若狭、おおい、美浜の４市町で
構成する一部事務組合立の公立病院。
小浜市や病院の関係者などによると、医師と看護師は内科に所属し、上司と部下の
関係にある。今年３月以降、医師は「会いたい」などの趣旨のメールを送ったり、休日に
看護師宅に突然訪問するなどした。看護師は周囲に相談し、再三断ったが、
止まらなかったため、先月２６日、小浜署に相談。医師は同署から注意を受け、
看護師に連絡を取らないことを誓約する書面にサインしたという。
病院側は今月３、４両日、医師に聞き取り調査を実施。医師は事実関係を認めた上で、
「今まで仲良くしていて、メールのやりとりをしていた。その延長線上と思っていたが、
ストーカー行為と受け取られたのなら申し訳ない」などと説明したという。医師は６日から
出勤していない。
取材に、病院は「全ての調査を終えてから処分を検討したい」としている。
https://mainichi.jp/articles/20171108/k00/00e/040/237000c
