【ソウル時事】7日付の北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は論評で、「一心団結と自力自強(自力更生)の威力で前進するわが国には、いかなる制裁や軍事的圧力も無意味だ」と強調した。
トランプ米大統領が日韓歴訪で3カ国の結束を誇示する中、制裁・圧力に屈しない姿勢を示す狙いがあるとみられる。
論評は「米国はトランプのアジア歴訪期間中、誰かの『挑発』が予想されると騒ぎ、三つの空母打撃群を朝鮮半島周辺海域に集結させ、
極度の緊張をつくり出している」と非難。その上で「米帝の侵略武力がわれわれに近づくほど、われわれの革命武力の無慈悲な攻撃による残酷な結末を免れることはできなくなる」と威嚇した。
一方、別の論評では「トランプの南朝鮮(韓国)訪問に反対する各階層の人民たちの抗議糾弾の声が一段と激しくなっている」と伝えた。
論評は、トランプ氏が最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備や米韓自由貿易協定(FTA)の再交渉要求、米国製兵器の購入要求で、韓国を「脅迫」していると批判。
「民族の敵が『国賓』待遇で訪れるため、各層が断固反対している」との見方を示した。 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171107-00000129-jij-kr