北朝鮮は既に韓国全域を攻撃できるだけの核ミサイルを保有していると見るべきだろう。そして、まもなく米国を攻撃できる核ミサイルも保有することになると見られる。
中国によるTHAAD報復措置で韓国が受けた経済的被害は重要な問題だ。しかし、安保よりも優先すべきことはできない。
経済的被害は韓国に劣らず中国にとっても大きい問題だ。韓国人や韓国企業も中国の非道な報復により退くつもりはなかった。だからこそ、韓国政府は少なくとも主権事項だけははっきりとした原則をもって交渉に臨むべきだった。
外交で主権を守るのは基本中の基本だ。韓国の主権を守るための戦略的あいまいさは、強国・大国と渡り合うことができる基本的な手法だ。依然として北朝鮮と友好関係を維持している国を前に、
韓国が自らの主権を損なってまで身動きが取れなくすることが、将来どんな逆風となってやって来るか心配でならない。それでも大統領府はこの交渉を自画自賛している様子だという。
韓国政府は今後、第三国の立場とは無関係に、韓国の主権が韓国の意思で決定されることを明言する必要がある。
2017/11/04 09:45
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