岐阜市大宮町の市歴史博物館で開催中のレオナルド×ミケランジェロ展で1日、ギャラリートークが
始まった。
加藤栄三・東一記念美術館学芸員で院展特待の日本画家でもある山本真一さんが、会場を巡りながら
「レオナルドとミケランジェロのデッサンを読む」と題して解説した。
ルネサンス期の芸術家がとりわけ重視した素描について、画家の視点から理解を深めようと企画。
美術ファン30人余りが集まった。
山本さんは左利きのレオナルド・ダビンチならではの右下がりの線や、線を交差させて立体感を出す
ミケランジェロの画法について紹介。ダビンチの素描の技術を「最小限の線で最大の効果を出し、
その人にしか出せない雰囲気を出す。
非常にうまい」と偉大さに触れた。
ミケランジェロについても、習作でひざの位置を試行錯誤した跡等を示し、巨匠の創造の過程を
読み解いてみせた。
同企画は23日までの会期中、毎週水曜日午後4時から行われる。
そーす
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20171102/201711020846_30870.shtml
レオナルド×ミケランジェロ展、解説始まる