【11月3日 AFP】インドの裁判所は2日、女児(10)に性的暴行を加えたおじ2人に対し、強姦(ごうかん)罪で終身刑を言い渡した。弁護士が明らかにした。
この事件は、女児の家族が人工妊娠中絶の許可を求めていたものの、最高裁判所が妊娠後期に入っていることを理由に手術を許可しなかったことで、物議を醸していた。
インドの法律では妊娠20週を過ぎると、母体に命の危険がある場合にしか中絶が認められない。女児の両親は健康上の理由から手術の許可を求めたが、女児は既に
妊娠20週を過ぎていたため最高裁が手術を認めず、今年8月に出産していた。
アトゥル・セティ(Atul Sethi)検察官はAFPの電話取材に対し、両被告に終身刑が言い渡されたことを認めるとともに、それぞれ30万ルピー(約53万円)の罰金の支払いも
命じられると明かした。両被告には先月31日、同国北部チャンディガル(Chandigarh)で開かれた裁判で有罪判決が下っていた。
http://www.afpbb.com/articles/-/3149220