イギリスの中央銀行にあたるイングランド銀行は2日、全ての金利の基準となる政策金利を、
10年ぶりに引き上げると発表した。
イングランド銀行は、政策金利を過去最低の0.25%から、0.5%に引き上げることを
発表した。利上げは実に10年ぶり。
EU(=ヨーロッパ連合)からの離脱決定後、通貨のポンド安が進んだ結果、輸入品などが
値上がりしていて、利上げによって物価上昇を抑えるのが狙い。
ただ、イングランド銀行のカーニー総裁が、今後の追加利上げについては、
当面様子見としたことから、発表直後は、外国為替市場ではポンドが売られた。
また、EU離脱決定後、景気の不透明感が続いていて、ロンドンの市場関係者は、
利上げで、企業の投資が冷え込む可能性を指摘している。
http://www.news24.jp/articles/2017/11/03/10376980.html