Record china配信日時:2017年11月1日(水) 9時50分
http://www.recordchina.co.jp/b172930-s0-c30.html
2017年10月31日、韓国ではこのところ、ささいなことへのイラつきや怒りから暴行・殺人など極端な犯罪につながる事件が後を絶たないという。このほど韓国・世界日報が「韓国はいつから『憤怒民国』になったのか」と題し伝えた。
韓国警察庁がまとめた2015年の統計資料によると、傷害や暴行など暴力犯罪37万2000件のうち、偶発的犯罪や現状への不満から発生した犯罪は14万8000件と、
41.3%を占めた。殺人・殺人未遂犯罪件数975件の中でも、こうした犯罪は403件あったという。10人のうち約4人が、腹立ち紛れに罪を犯したことになる。
こうした状況に業界の専門家は「社会的剥奪感と自己恥辱感が極端な感情と怒りとして表れ犯罪につながる可能性が高い」とし、「怒りをコントロールするためには、常に家族など周囲の関心が重要だ」と強調した。
さらに「日増しに競争が激しくなっている中で、普段積もった不満やストレスを適切に解消できず、極端な方法として表れる場合が多い。
特にその被害のほとんどが罪のない社会的弱者に及んでいるという点で、怒りのコントロール障害による犯罪を防ぐことができる社会安全網の構築が急がれる」と語った。