香港から大型クルーズ船に乗って金塊約27キロ(1億2468万円相当)を密輸したとして、沖縄地区税関と那覇海上保安部は1日までに関税法違反(無許可輸入)などの疑いで、いずれも中国籍の男女4人を逮捕したと発表した。
認否については捜査に影響するとして明らかにしていない。
那覇地検が同日までに4人を起訴した。
那覇港における大型クルーズ船を利用した密輸は、昨年12月の覚醒剤に続き県内2例目で金塊は初めて。
逮捕されたのは美容師(29)、無職の乗客(30)、26歳と22歳の同船乗組員の4容疑者。
起訴状などによると4人は共謀の上、約1キロの金塊27個を不正に輸入し、消費税約786万円と地方消費税約212万円を免れようとした疑い。
起訴状などによると乗客の容疑者が10月1日、香港から金塊を隠してバハマ船籍のクルーズ船「ゲンティン・ドリーム号」に乗船。
那覇港へ入港した同3日、同クルーズ船乗組員の容疑者2人がコルセットや眼鏡ケースに金塊を隠して下船し、那覇市内で共犯の両容疑者が受け取ったという
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