桜島、爆発的噴火のおそれ 大噴石や小規模な火砕流に警戒を 2気象台発表
10/27(金) 16:44配信
福岡管区気象台と鹿児島地方気象台は27日、桜島=火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)
が継続=について、昭和火口、および、南岳山頂火口から1キロを超えて飛散する大きな噴石や、
小規模な火砕流を伴う爆発的噴火が、引き続き発生するおそれがあると発表した。
23日から27日午後3時までの桜島の活動状況分析によると、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下
深部へのマグマ供給が継続しており、今後も噴火活動が継続する可能性がある。このため、昭和
火口、および、南岳山頂火口から概ね2キロの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな
噴石、および火砕流に警戒が必要。
南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が24日、25日と発生。昭和火口では、噴火は観測されて
いない。火山性地震および火山性微動は、少ない状態で経過している。23日に実施した現地調査で
は、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1000トン(前回=16日、800トン)と、やや多い状態
だった。
25日に実施した赤外熱映像装置による観測では、昭和火口近傍、および、南岳南東側山腹で、
これまでと同様に、熱異常域が観測されたが、前回(4月19日)と比べ特段の変化はなかったという。
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