あなたは「特異日」という言葉をご存じだろうか。これは、偶然とは思えないほどの高確率で特定の気象状態が現れる
日のことを指す言葉であり、英語では「シンギュラリティ」と呼ばれる。原因は不明だが、科学者たちの間では広く認
められた概念である。東京における代表的な特異日としては、3月14日(晴れの特異日)や7月17日(雨の特異日)な
どが挙げられるが、いずれも「理由はわからないが毎年のように同じ天気になる日」という認識でよいだろう。
しかし、驚くべきことに大地震の発生にも「特異日」があったのだ。実は日本の歴史を紐解くと、ある特定の日に甚大
な被害をもたらす巨大地震が繰り返されていることがわかる。条件反射的に「またトカナか……」と思った読者もいる
かもしれないが、これは決して素人の主張ではなく、地震工学の専門家が声を大にして主張する話だ。しっかり分析す
る価値は十分にありそうだ。そこで独自に調査をすすめた筆者だが、さらに驚愕の事実に気づいてしまったのだ――!
大地震にも「特異日」がある可能性を指摘しているのは、名古屋大学減災連携研究センター長の副和伸夫(ふくわのぶ
お)教授だ。そして副和教授はYahoo! ニュースのコラムで、10月28日こそが過去に大地震が連発している「特異日」
だと断言している。
ただし、そこで例として最初に挙げられている慶長三陸地震(1611年)の発生日は旧暦の10月28日であり、現在普及
しているグレゴリオ歴に置き換えると12月2日となる。そのため、以降で紹介する他の地震と同列に語ることは無理が
あるだろう。副和教授がリストに加えていないものも含め、過去グレゴリオ歴の10月28日に国内外で発生した大地震
をざっとまとめると以下のようになる。
以下略
http://tocana.jp/2017/10/post_14881_entry.html