台風21号の強風の影響で、JR湖西線は大津市にある高架橋の架線を支える電柱9本が折れているのが見つかりました。JR西日本は復旧作業を進めていますが、この付近での
運転再開のめどは立っていないということです。
JR西日本によりますと、23日午前5時前、大津市の比良駅近くの湖西線の高架橋で架線を支える電柱が相次いで倒れているのをJRの社員が見つけました。
JRで調べたところ、駅の北側およそ300メートルにわたって架線を支える電柱合わせて9本が根元から折れていて、このうち6本が線路をふさいでいたということです。
気象台によりますと、この地域では22日夜から23日朝にかけて風速20メートル前後の強い風が吹き続けていたということで、現場からほど近い大津市南小松では午前0時3
1分、44.2メートルの最大瞬間風速を観測しました。
JRは復旧作業を進めていますが、この付近での運転再開のめどは立っていないということです。
JR西日本は、「利用者に不便をかけて申し訳ない。復旧作業に努めたい」とコメントしています。
湖西線は引き続き、京都市の山科駅から滋賀県の近江塩津駅の間で運転を見合わせていますが、このうち山科駅と堅田駅の間では午後6時ごろ運転を再開する予定です。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064958534.html