「週刊文春」誌上で展開した「中国猛毒食品」キャンペーンは、読者から
大きな反響を呼びました。取材班の一人だった徳山大樹記者が近著
『怖い中国食品、不気味なアメリカ食品』(奥野修司氏との共著、講談社文庫)で
書ききれなかった「潜入取材」の内実を、衝撃的な写真とともに明かします。
まずは下の写真を見ていただきたい。トラックの荷台に積まれた緑色の
物体は、ゴミじゃない。日本にも輸出される青菜の漬物だ。中国・四川省の
漬物加工場に入ってきたこのトラックには、冷蔵設備はおろか、容器や袋などにも
入れられず、荷台に直に置かれた漬物がうず高く積まれている。地面が
濡れているのは、荷台から滴り落ちる青菜の汁のせいだ。
http://bunshun.jp/articles/-/4555