箱の外から見たら、猫の状態は |猫>=|生>+|死>だろう。しかしながら、猫自身(あるいは箱の中にいるガスマスクを付けた観測者)は常に猫の状態を知っているはずだ
箱の外の我々からすれば、どちらか知りようがないから|猫>=|生>+|死>に見えており、実際にこの状態ケットは正しいのか
次の実験を考える
A君は、二つの部屋を持つ箱の、右の部屋に粒子を入れる
そしてA君は、B君とC君を連れてきて、それぞれに「右の部屋に粒子がある」「箱の中に粒子を入れた後二つの部屋に分けた」と伝える
この時点でB君、C君は粒子の状態を
B君 : |Ψ>=|ψ;右>
C君 : |Φ>=|φ;右>+|φ;左>
と予測するだろう
するとB君、C君は粒子の位置の期待値を次の様に計算するはずだ
B君 : <Ψ|x|Ψ>=(右の部屋の中心)
C君 : <Φ|x|Φ>=(箱の中心)
そして、W右の部屋に粒子を入れ観測を行うWという行為を繰り返すと平均はW右の部屋の中心Wとなり、B君が正しいことが示されるだろう
即ちC君は「粒子は右の部屋に入っている」ということを知らなかったために、偽りの状態|Φ>=|φ;右>+|φ;左>を見ていたことになる
ここでシュレディンガーの猫の話に戻ると、この話は猫の状態ケットが実際に|猫>=|生>+|死>という量子力学的重ね合わせの状態にあるということを主張するものだ
しかし、上の思考実験ではそのような状態は「右の部屋に入れるという条件を知らなかった」から起こっていた偽りのものである
即ち|猫>=|生>+|死>は偽りの状態であり、猫は量子力学的重ね合わせの状態にない
納得いかない。猫状態は重なってると思う。何故こんなことになった?教えてニュー速民
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