少子高齢化が急速に進んでいる日本。国勢調査の30代男女未婚率も1990年代頃から急上昇している。全国の30代未婚者数ランキングとともに、
未婚者が多い市区の事情に迫った。
たった20年で1.5倍!
30代未婚率が急上昇
急速な少子化の進展と高齢者の増加に直面している日本は、有史以来の未曾有の事態に直面している。
ランキング上位には
農業・漁業の街が並ぶ
上位の顔ぶれを見てみると、未婚率が高い街にはいくつかのパターンがあることが浮かび上がってくる。
まずは何かにつけて「ヨメ捜し」が話題になる農家はじめ第一次産業の従事者が多い街。表中では7位の三浦市(神奈川県)、
8位の常陸太田市(茨城県)、9位の八街市(千葉県)、10位の稲敷市(茨城県)、11位の山武市(千葉県)などで、いずれも農業従事者が10%弱と、
全国平均の3.4%を大きく上回っている。
もうひとつの共通点は、京都市の東山区(2位)、中京区(4位)、上京区(13位)、札幌市中央区(14位)、名古屋市中区(5位)、
福岡市中央区(16位)など政令市の中心部にある都市。連載1回目(「圧倒的に女性が多い街ランキング・ベスト30!男女比が偏る意外な理由」)で
福岡市中央区を例にとって詳細に分析したが、こうした都市は就職で周辺の街、時には県境を超えて多くの20歳代前半の女性が移り住む。
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20171010/Diamond_144898.html
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